ハイフと糸リフトの違いは?たるみの原因と続け方から選ぶ
たるみ治療で名前がよく挙がる医療ハイフと糸リフト。どちらもフェイスラインを整える施術ですが、効かせ方も通う頻度もダウンタイムも違います。それぞれの向き不向きを、施術時間や治療間隔の目安と合わせて整理しました。
たるみが気になってクリニックを調べると、医療ハイフと糸リフトの2つがよく出てきます。どちらもフェイスラインを整える施術ですが、効かせ方も、通う頻度も、施術後の過ごし方も違います。ここでは両者の違いを整理して、どんな方にどちらが向くのかをまとめます。
効かせ方が根本から違う
医療ハイフ — 熱で土台を引き締める
医療ハイフは、HIFU(高密度焦点式超音波)の熱を、皮膚の表面を傷つけずにSMAS筋膜や皮下組織まで届ける施術です。熱を受けた組織が引き締まり、その後の創傷治癒の過程でコラーゲンが産生されることで、たるみを引き上げる効果が期待できます。これまで外科手術でしか対応できなかった土台からのたるみに、メスを使わずにアプローチできるのが特徴です。
糸リフト — 下がった脂肪を引き上げて留める
糸リフト(スレッドリフト)は、医療用の糸を皮下組織に挿入し、たるみの原因となる下がった脂肪を引き上げて再配置する施術です。施術直後から変化を感じられることが多く、糸は1〜2年かけてゆっくり溶けて吸収されます。この過程で新しいコラーゲンが作られるため、輪郭だけでなく肌質への効果も期待できます。
目安を並べて比べる
| 医療ハイフ | 糸リフト | |
|---|---|---|
| 施術時間 | 約15分 | 30〜60分 |
| 治療間隔 | 約3ヶ月〜半年に1回 | 1年〜2年に一度 |
| ダウンタイム | 施術後〜数日間、赤みが出る場合があります | 数日〜2週間ほど |
| 効き方 | 熱による引き締め。徐々に変化する | 物理的な引き上げ。直後から変化を感じやすい |
施術時間・治療間隔・ダウンタイムはいずれも目安です。照射する範囲や挿入する糸の本数によって変わります。
どちらが向いているか
医療ハイフが向いている方
- ダウンタイムを長く取れない方
- 糸を入れることに抵抗がある方
- 数ヶ月ごとに定期的にメンテナンスしたい方
- たるみの初期段階で、全体的に引き締めたい方
糸リフトが向いている方
- フェイスラインのもたつきやほうれい線がはっきり気になる方
- 施術後すぐに変化を実感したい方
- 1〜2年に一度のペースでまとめてケアしたい方
- ハイフを続けていて、物足りなさを感じている方
実際には、土台をハイフで引き締めながら、下がった脂肪は糸リフトで引き上げるというように、組み合わせて計画することもあります。
部分的な悩みには別の選択肢も
二重あごなど脂肪が気になる場合
リニアハイフ(脂肪溶解リニアHIFU)は、脂肪除去に特化したカートリッジで、点状ではなく線状にHIFUを照射する施術です。やや低温の58度で線状に照射することで約6倍の体積に熱を加えられ、効率的な脂肪の融解と排出が期待できます。施術時間は約10分、2週間おきに3回が目安です。
土台の緩みと肌質を同時にケアしたい場合
ショッピングリフトは、髪より細い吸収糸を格子状に挿入して皮膚の土台を強化する施術です。引き上げるというより、緩みを引き締めながらコラーゲン生成を促すもので、4ヶ月〜半年ごとの施術が目安になります。
受ける前に知っておきたいこと
リスク・副作用
医療ハイフは、治療後数時間は違和感が続く可能性があり、数日間ツッパリ感を感じることがあります。ごくまれに、治療部位に内出血や紫斑、水疱をともなった熱傷、感染、神経麻痺、色素沈着、毛包炎、紅斑などが出ることがあります。
糸リフトは、腫れ・内出血・左右差・ツッパリ感・皮膚のヨレが生じることがあります。
いずれも、症状が出た場合は自己判断せず、施術を受けたクリニックにご相談ください。
受けられない場合があります
妊娠中・授乳中の方、ケロイド体質の方、出血性疾患のある方などは受けられないことがあります。医療ハイフはこれに加えて、ペースメーカーや埋込式除細動器を使用中の方、施術部位に金属プレートやシリコン、金の糸を埋め込んでいる方も対象外です。詳しい条件は各施術ページの「施術の概要」に記載していますので、カウンセリングでもご確認ください。
施術後の過ごし方
どちらも、血行がよくなること(サウナ・激しい運動・飲酒)は1週間程度お控えください。糸リフトはさらに、エステ・マッサージ・歯科治療を1ヶ月ほどお休みいただきます。メイクやシャワー・入浴を再開できる時期は施術ごとに違うので、各施術ページでご確認ください。
まとめ
医療ハイフは熱で土台を引き締める施術、糸リフトは下がった脂肪を物理的に引き上げる施術です。ダウンタイムの取りやすさ、通える頻度、いま気になっているたるみの段階によって、向く方は変わります。どちらが自分に合うか迷う場合は、カウンセリングで肌とたるみの状態を診たうえでご提案します。
いずれも自由診療(保険適用外)です。効果の感じ方には個人差があります。